- 冷凍機材は誰でも購入が可能ですか。
- 液冷式の冷凍機材を開発しているメーカーは複数ありますので誰でも購入可能です。
当社でも独自の開発を進めておりますので、より差別化された製品の提供が可能となります。
- それほど良い機材ならば、大手冷凍食材メーカーや大手給食会社が参入しませんか。
- 大手メーカーは、少ない品種をベルトコンベヤー方式で大量に空気冷凍することで、コストを抑えて大きな物量で販売をかけるというやり方をしております。もし従来のような生産・販売方式の延長線上に考えるならば、この液冷式凍結機は大量生産方式には向いておりません。また液冷式凍結機は、再現性に優れてはおりますが、できあがった料理をただ凍結・解凍するだけでは美味しくなりません。それなりのノウハウが必要になります。
- 最近は、冷凍食材を活用した宅配業者の新規参入も多く、コンビニエンスストアもそのマーケットに参入しておりますが、競合して勝機がありますか。
- 新規参入業者は、OEMや委託生産で商品のラインアップを取り揃えているだけというところが多くあります。私達は自社でテストキッチン、セントラルキッチンを所有しているため、お客様の声やニーズに基づいて素早く改善、開発を行い反映させることができます。また販路もオープンマーケットではなく、高齢者福祉施設や病院などクローズドマーケットを中心としております。そのような施設には、単に食材を提供するだけではなく、食事の提供方法などソフトの部分の支援も行っております。
- セントラルキッチンといえばクックチル工場が主流ですが、クックフリーズ工場が少ないのは、何か理由があるのですか。
- クックフリーズは、その凍結方法ゆえに「味が良くない」という問題と、「解凍が必要なので調理に手間がかかる」といった作業・労務的な問題から、普及には至りませんでした。そのため完全凍結せずにチルド温度帯で管理する、クックチルのセントラルキッチンが広まってまいりました。
しかしながらクックチルは極めて狭い温度帯で管理しなければならず、日持ちも短いために、配送も毎日のように行わなければならず、採算の取れていないクックチル工場も多くあります。
凍結技術の進歩とともに、液体凍結を活用したクックフリーズ工場は今後増加すると思われます。
私達はクックフリーズの導入を検討している方々に、独自の凍結機材からクックフリーズ製造ノウハウまで、パッケージとして提供させていただきます。
- 特許・実用新案などの取得を考えているようですが。
- 既存の凍結方法に新たな要素を付加することにより、従来より効率的に再現性の高い食品を開発できるよう、品質の向上を目指して特許取得に取り組んでおります。
また凍結機材のようなハードだけではなく、脱塩(デソルト®)調理を取り入れた新たな治療食・嚥下対応食・高齢者食など従来にない商品開発も進めております。